伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は今年7月、日本ヒューレット・パッカード製の大型IAサーバー「HP Integrity」とストレージ「HP StorageWorks Enterprise Virtual Array(EVA)」の販売・保守サービスを本格的に始める。日本HPと販売・サポート契約を締結し、全国100カ所の保守拠点で、日本HPと同等の製品保守サービスをユーザー企業に提供していく。2008年度に100億円の売り上げを目指す。

 CTCはこれまでもHP製のサーバーを販売してきたが、「HP ProLiant」など中・小型サーバーが中心。大型サーバーの販売では、HP製ハードの保守サービスができなかったことから、サン・マイクロシステムズ製のUNIXサーバーがほとんどだった。

 しかし最近、「WindowsやLinuxで大規模なシステムを構築し、保守サービスも受けたいという顧客の要望が増えてきた」(CTC広報)。今回の提携により、CTCはUNIXを望む顧客にはサン製サーバーを、WindowsやLinuxを求める顧客にはHP製サーバーを、それぞれ提案できるようになる。