シマンテックは5月25日,従業員規模100~200人程度の企業を対象にした統合型セキュリティ・アプライアンス製品「Symantec Gateway Security 1600シリーズ」を発表した。ファイアウオール,ウイルス対策,侵入防止,スパイウエア対策,SSL/IPSec VPNなどの機能を統合したサーバーである。価格はオープンで,実売価格も未定。6月中旬に出荷を開始する。

 Symantec Gateway Security 1600シリーズは,いわゆるゲートウエイ型のセキュリティ・アプライアンスである。推奨最大ユーザー数が200人でVPN機能を搭載する上位機種の「1660」と,推奨最大ユーザー数が100人でVPN機能を搭載しない下位機種の「1620」がある。いずれも厚さ1Uのラックマウント型である。

 1660と1620の最大の違いはハードウエアの処理能力で,ファイアウオール機能などを使った場合のスループットが異なる。HTTPやFTP,SMTP,POP3などのパケットをアプリケーション・レイヤーでスキャンした場合の最大スループットは,上位機種の1660の場合で160Mビット/秒,下位機種の1620の場合で80Mビット/秒となる。