フォーステン ネットワークスが販売する「P10」
フォーステン ネットワークスが販売する「P10」
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 フォーステン ネットワークスは5月24日,10Gビット/秒のトラフィックを処理できる侵入防御システム(IPS)「P10」を国内投入すると発表した。検知エンジンにはオープンソースのIPSソフト「Snort」を採用する。検知処理用の専用ハードウエアを実装したことで,10Gビット/秒の実効スループットを実現した。出荷開始は2006年夏。国内での価格は未定だが,米国では9万5000ドルで提供している。

 一つのパケットに対して数千種類のパターン・ファイル(シグネチャ)を並列照合することで高速化し,64バイト長の短フレームであっても10Gビット/秒で検知処理を実行できるようにした。設置形態としては,ネットワークのノード間に接続するインライン型とイーサネット機器の監視用ポートに接続するパッシブ型に対応する。搭載する10Gビット・イーサネット・ポート数は2。

 IPSとしての機能はSnortに準じる。Snortコミュニティが公開するシグネチャが利用可能。