日立製作所とミラクル・リナックスは6月1日から,Linuxカーネルの新機能追加,更新や修正などの情報を「Linux修正情報提供サービス」としてシステムインテグレータ向けに販売する。

 Linuxカーネルにバージョン・アップが行われた際の変更箇所はコミュニティなどにより公表されている(例:Linuxカーネル 2.6.17-rc4 Changelog)。ただし,日立製作所とミラクル・リナックスによれば,この情報は商用OSに比べて簡素であり,変更の影響やバージョン・アップの必要性などを判断するには分析が必要という。

 「Linux修正情報提供サービス」では,修正情報と修正情報の集計データ、および影響度などを独自に分類した各種一覧をまとめたレポートを提供する。費用は税込で年額315万円。また,解析レポートに関する問い合わせに回答する場合,費用はレポートと合わせて税込で年額504万円からとなる。対象ディストリビューションはRed Hat Enterprise Linux AS 4およびMIRACLE LINUX V4.0の予定。