写真1:「vPro」の構成要素
写真1:「vPro」の構成要素
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 インテルの町田栄作取締役は5月23日,「Microsoft Management Summit 2006 Japan」で講演し,インテルの企業パソコン向けプラットフォーム「vPro」を採用したパソコンであれば,Windows Vistaの視覚効果「Aero Glass」が利用できることや,クライアント管理ソフト「Systems Management Server 2003」を使ってリモート電源投入などができるようになることをアピールした。

 インテルのvProは,「Core 2 Duoプロセッサ」や「Q965 Expressチップセット」などを組み合わせたもの(写真1)。Windows Vistaでウインドウなどを半透明化する「Aero Glass」を利用するためには,高性能なグラフィックス・ハードウエアが必要とされる。Q965 Expressチップ・セットの統合グラフィックス機能は,このAero Glassの要件をクリアするものになる。

 またvProには,「アクティブ・マネジメント・テクノロジ(AMT)」と呼ばれる管理技術も搭載される。マイクロソフト製クライアント管理ソフト「Sysmtes Management Server(SMS) 2003」がAMTに対応する予定で,SMS 2003の管理コンソールから,リモートにあるvProパソコンの電源を投入したり,vProマシンをリモートからブートしてシステムをアップデートしたり障害をしたり,vProパソコンのハードウエア情報を収集したりできるようになるという。

 vProを採用したパソコンは,2006年後半に登場する予定である。