ソフトバンクグループのボーダフォンは2006年5月18日,社名を10月1日から「ソフトバンクモバイル」に変更すると発表した。携帯電話サービスのブランド名は「ソフトバンク」とする。これに伴い,全国約1850カ所の販売店や端末の名称,販売促進活動におけるブランド名などを順次新ブランドに切り替える。

 また同日,ソフトバンクと英Vodafoneは,携帯電話サービスの共同開発を目的とした合弁会社を設立すると発表した。資本金は110億円で,ソフトバンクとVodafoneが55億円ずつ出資する。合弁会社はソフトバンクとVodafoneグループの双方の携帯電話サービスにおいて,!)携帯電話端末の共同開発や調達,!)携帯電話向けのポータルサイトや基盤ソフトウエアの共同開発,!)コンテンツの共同調達・配信――などを実現することを目指す。これにより,端末調達コストの低廉化や世界規模でのコンテンツ調達力の強化などを可能にしたい考えだ。合弁会社の取締役にはソフトバンクの孫正義社長やVodafoneのアルン・サリーンCEO(最高経営責任者)など4人が就き,日本を中心に活動する計画である。