写真1 InfiniTalkの画面
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写真2 InfiniTalk搭載サーバー
写真2 InfiniTalk搭載サーバー
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 ターボリナックスはIPテレフォニー&ケータイ ソリューション2006で無料PBXソフト「InfiniTalk」を出展した(写真1)。InfiniTalkはオープンソースのLinuxソフトウエア「Asterisk(アスタリスク)」をベースにしたPBXソフト。

 Asteriskには無償版と有償版があるが,同社が採用しているのは無償版。これに手を加え,コールセンター向けの各種機能,企業の情報システム部が設定・管理しやすい画面を実現している。

 特徴はパソコンとの連携や全通話録音機能など。ボイスメールを確認する際に電話機でボタン操作するのではなく,パソコンの画面操作で再生したり,サーバーに蓄積されている通話履歴を一覧表示できる。通話内容を再生することも可能。また,コールセンター向けに応答メッセージを再生する流れを柔軟に変更できるフローチャート式の設定画面を用意している。機能は今後順次追加していく予定。

 Asteriskは無料PBXソフトとして注目を集めており,「3月末に出荷を始めてから今までに採用されたのは15件。問い合わせはとても多い」(ターボリナックス営業本部 本部長代行の小玉博和氏)。基本的にソフトウエアとして出荷しているが,ハードウエアにインストールしたアプライアンス・サーバーとしての要望に応じる(写真2)。価格はユーザー数で決まり,10ユーザーで19万8000円。検証済みの最大同時通話数は150~200人である。