今夏に出荷開始予定の「Cyber-SIGN」
今夏に出荷開始予定の「Cyber-SIGN」
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 東京・池袋で開催中の「IPテレフォニー&ケータイ ソリューション2006」で、ウィルコムは同社のPHS端末「W-ZERO3」を営業支援端末にするためのアプリケーションを多数展示している。

 例えば、今夏に出荷開始予定の「Cyber-SIGN」(写真)は、W-ZERO3へのログインに手書きのサインを利用するためのアプリケーション。「営業支援端末にする際に、セキュリティは不可欠。操作性を損なわせず、個人認証ができるようにした」(ウィルコム ソリューション推進部 河村京子係長)。Cyber-SIGNは、文字の形や書き順、スピードで本人が入力したかどうかを判断する。認証時間は、これまでの数字とほぼ変わらず、約0.1秒でサインを照合できるという。パソコンとデータを同期する際の認証にも利用できる。利用料金は1台あたり、3000円前後となる予定。

 ほかに、ビーマップが、地図情報をW-ZERO3に取り込み、位置情報を取得する「b-Walker for W-ZERO3」を展示。W-ZERO3に取り込んだ地図情報を、PHSの位置検索サービスと組み合わせて利用できる。業務アプリケーションと位置情報を連携させるためのAPIを組み込み、営業日報システムなどと連携できる。地図情報を音声で案内する機能のほか、地図への書き込みを営業メンバーで共有することも可能。利用料金は、1台当たり月額525円。