NTTドコモとKDDI,ボーダフォンの携帯電話事業者3社は2006年5月17日に,11月1日までに導入する番号ポータビリティ制度の手続き方法を発表した。番号ポータビリティ制度が導入されると,ユーザーが電話番号を変えずに通信事業者を変更できるようになる。現時点では通信事業者を変更する際に,解約する事業者と移行先となる事業者の両方の窓口(受付店)で手続きを行う必要がある。これを新制度導入後は,解約する事業者から電話やインターネットであらかじめ予約番号を取得(受付店での取得も可能)することにより,移行先の事業者の受付店に行くだけですべての手続きを終えられるようにする。ただし,この受付店での手続きには長ければ数時間かかる見通しである。なお,番号ポータビリティ制度の導入後もメールアドレスの移行はできない。