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 ケアブレインズは5月24日,CRM(Customer Relationship Management)ソフト新版「SugarCRM 4.2日本語版」をリリースする。SugarCRMは米SugarCRM社が中心となって開発しているCRMで,オープンソース版の「Sugar Open Source」もある。4.2ではメールの管理機能や,文書へのアクセス制限機能を強化した。

 SugarCRMおよびSugar Open Sourceはケアブレインズが日本語化を行っている。オープンソースのミドルウエアであるPHPおよびMySQL上で稼働する。

 4.2ではメール履歴の一括管理機能や,着信メールの内容に応じたタスクの作成・割り振り機能,着信メールの自動採番や優先順位付け管理機能を備えた。また文書およびメールに対し,ユーザーごとに閲覧,作成,保存,修正,削除の権限を設定できるようになった。ケアブレインズでは,日本版SOX法対応に有効であるといしてる。契約残日数での絞り込み(レポート機能)と担当者へのアラート機能も備えた。

 価格は,Sugar Professionalが1ユーザー年間ライセンス3万円。Sugar Enterpriseが1ユーザー年間ライセンス6万円。いずれも保守サービスを含む。

 ケアブレインズはSugarCRMのオープンソース版「Sugar Open Source」を日本語化する日本語化パックも中心となって開発している。日本語化パックはSugarCRMのコミュニティ・サイト「SugarForge」などで配布している。また日本でのコミュニティ・サイトSugarCRMオープンソースフォーラムの運営も行っている。