写真 フュージョン・ネットワークサービスが公開テストを開始したサービス「StartForce」の画面
写真 フュージョン・ネットワークサービスが公開テストを開始したサービス「StartForce」の画面
[画像のクリックで拡大表示]

 フュージョン・ネットワークサービスは5月11日,Webブラウザをデスクトップ環境として利用するサービス「StartForce」日本語版の公開テストを開始した。テキスト・エディタやインスタント・メッセンジャーなどをWebアプリケーションとして提供。ユーザーはあたかもOSのデスクトップを操作するかのように利用できる。開発は米StartForce(スタートフォース)社。フュージョン・ネットワークサービスが日本語化して提供する。

 今回のテスト版では,StartForceサイトに保存したファイルを操作する「ファイルエクスプローラ」,「テキストエディタ」,「画像ビューワ」などのアプリケーションが利用可能。いずれもAjax(asynchronous JavaScript+XML)によりローカル・アプリケーションと同等の操作性を実現した。例えば「start」ボタンを押すとプログラム・メニューが起動(写真)。アプリケーションを起動するとWebブラウザ内にウインドウが開き,保存操作をするとStartForceサイト内にファイルが保持される。

 希望のアカウント名とパスワードの登録で7日間の試用が可能。アカウントとパスワードのほかにメール・アドレスや居住地域などの個人情報を登録すれば,継続してログインできる。利用できるディスク容量の上限は200Mバイト。データ転送量の上限は30日当たり4Gバイト。

 本サービスの開始時期は未定だが,ユーザーからのフィードバックを基にテスト版の機能を改善。SSL対応版やオフィス・スイートなどのアプリケーションも追加する予定だ。