電気通信事業者協会(TCA)は5月10日,2006年4月末時点の携帯電話・PHS加入者数を発表した。月間の純増数では,NTTドコモが25万3800を記録し,前月に引き続き純増数の首位を維持した。KDDIはau(KDDIと沖縄セルラー電話)ブランドの携帯電話サービスが35万3600純増したものの,ツーカー・ブランドは13万9900の純減。このため,KDDIの純増数は21万3700となり,NTTドコモに及ばなかった。

 ボーダフォンは前月に引き続き純増を維持したものの,1万2600と微増。今のところ,ソフトバンクによる買収は加入者数の増減に影響を与えていない模様だ。なお,4月末の累計加入者数は,NTTドコモが5139万7400,KDDIが2565万2200,ボーダフォンが1522万2500だった。携帯電話全体では9227万2100加入となり,前月に比べて0.5%増となった。

 PHS事業者のウィルコムは好調が続いている。4月の純増数は7万8200で,ボーダフォンを大きく上回る。累計では392万9600加入となり,400万加入まであと一歩となった。