網屋は,内部統制の需要に向けて,NAS(ファイル・サーバー)へのアクセス・ログを管理するソフト「ALogコンバータ」の新版2製品を2006年5月9日に出荷した。誰がいつ何のファイルにどうアクセスしたのかを記録する。従来のWindowsサーバーに加え,新たに米EMC製のNASを対象とする「ALogコンバータ for EMC」と米Network Appliance製のNASを対象とする「同 for NetApp」を製品化した。価格はそれぞれ98万円から。初年度販売目標は100社。

 ALogコンバータは,NAS上でスケジュール実行させる「ログダンプモジュール」と,NASからログ・データを受け取って管理する「マネージャコンソール」で構成する。ログダンプモジュールはNAS上でスケジュール実行させるプログラムであり,常駐させる必要がない。NASが管理するログを読み込んでデータ圧縮し,マネージャコンソールに転送する。一方,マネージャコンソールはログを整形して必要のない情報を削減して容量を減らし,データベースに格納する。