JUDE/Professional 3.0でUML 2.0に対応したアクティビティ図を作成しているところ(画面は開発中のバージョン)
JUDE/Professional 3.0でUML 2.0に対応したアクティビティ図を作成しているところ(画面は開発中のバージョン)
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 チェンジビジョンは2006年4月28日,UML(Unified Modeling Language)ツールの「JUDE」シリーズの最新版である「JUDE/Professional 3.0」を発表した。2006年6月27日に出荷を開始する。UMLの最新バージョンである「UML 2.0」に対応するのが最大の特徴。さらに,外部のプログラムからJUDEを操作するためのAPIを公開するようになる。このAPIを利用することによって,例えばJUDEで作成した図からソースコードやドキュメントを自動生成するプログラムを作成可能になる。

 JUDE/Professional 3.0はさらに,チームによる開発を支援する機能を備えるようになる。チーム開発支援機能は,JUDEの前バージョンでは上位版であるEnterprise版だけが備えていた。バージョン3.0からはJUDEのEnterprise版は無くなり,Professional版が最上位版となる。

 JUDE/Professional 3.0の提供に合わせて,無償で提供しているJUDE Community版もパージョンアップする。Professional版と同じようにAPIを公開するほか,ユーザー・インタフェースを部分的に変更する。ただし,UML 2.0には対応しておらず,チーム開発支援機能も搭載しない。

 同社はまた6月8日に,発想支援ツール「JUDE/Think!」の出荷も開始する。これは,JUDE Professional版が搭載している発想支援機能を単体ツールとして販売するもの。イギリスの著名コンサルタントであるTony Buzan氏が提唱する思考視覚化手法である「マインドマップ」作成を支援する。

 JUDE/Professional 3.0の対応OSはWindows 2000(SP1以降)/XP。J2SE1.4.1_07以降またはJ2SE1.4.2_05以降も必要。価格は2万9400円(税込)。JUDE/Think!の価格は3150円(税込)。