Yahoo!JAPANからのメールをWebメールで表示すると、Yahoo!JAPANから送信したことを示すマークが表示される
Yahoo!JAPANからのメールをWebメールで表示すると、Yahoo!JAPANから送信したことを示すマークが表示される
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 ヤフーは4月27日、同社が提供しているメールサービス「Yahoo!メール」で送信者認証を強化すると発表した。具体的には「Yahoo!JAPAN」から送信したメールをWebメールで表示すると、メールにYahoo!JAPANから送信したことを示すマークを付けて表示する。

 具体的な仕組みについてヤフーは公表していないが、メールの受信サーバー側で、送信側の情報を持ち、表示時に正しいサーバーから送られているかを判断していると見られる。
 このサービスを使うと、利用者はYahoo! JAPANから送信されたものかどうかを簡単に判別できる。サービス開始時は、このマークが表示されるメールは「Yahoo!オークション」の落札通知や評価通知などの自動通知メールだが、今後は各サービスへも対応していく予定。マークは「Yahoo!メール」のアドレスに直接届いたメールにだけ表示され、転送したりメールソフトを使って確認した場合、マークは表示されない。

 2005年に全国の警察に寄せられたネット関連の犯罪では、インターネットオークションに関する問い合わせ件数が1万7451件に上っており、対策が急がれている。これらのうち多くは、出品者などを装って金品をだまし取るオークション詐欺や、偽のWebサイトにアクセスさせIDやパスワードを盗み出すフィッシング詐欺などと見られており、それらへの有効な対策となる。