インターネットイニシアティブ(IIJ)は4月27日,検疫ネットワークのアウトソーシング・サービス「IIJ検疫ネットワークソリューション タイプB」にファイル交換ソフト「Winny」の自動検出・削除機能を追加したと発表した。
 
 このソリューションは,社内ネットワークに設置したIIJの検疫用サーバーが同一拠点にあるパソコンを定期検査して,セキュリティ対策が不十分なパソコンを「自動的に隔離・治療」するもの。今回追加した機能では,Winnyが作動しているパソコンがあると数秒程度で見付け出し,Winnyのプログラムを停止させた上で削除する。さらに,社内ネットワークの管理者に電子メールで通知する。

 亜種を含む82バージョンのWinnyプログラムを検出可能。新機能追加による料金改定はなく,従来のユーザーは無償で使える。なお検疫用サーバーはIIJが運用するため,同社のネットワーク・センターとVPN(virtual private network)で接続する必要がある。