写真 米ジュニパーネットワークスのサイモン・ニューステッド アジア太平洋地域エマージング・テクノロジ担当ディレクタ
写真 米ジュニパーネットワークスのサイモン・ニューステッド アジア太平洋地域エマージング・テクノロジ担当ディレクタ
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 ジュニパーネットワークスは4月26日,Webアプリケーション高速化装置「DX」シリーズの基本ソフト「DX OS」を刷新したと発表した。最新版は「DX OS 5.1」とする。同社のSSL-VPN(secure sockets layer-virtual private network)装置やルーターとの連携機能が主な強化点である。

 例えば,「VPN装置の負荷分散とサーバー・アクセスの高速化処理の両方を1台で実現できる」(米ジュニパーネットワークスのサイモン・ニューステッド アジア太平洋地域エマージング・テクノロジ担当ディレクタ,写真)。

 従来版ではまずSSL-VPN装置の負荷分散に1台,その後のサーバー・アクセスの高速化・負荷分散処理にさらに1台と,計2台のDXシリーズを設置する必要があった。このため,導入コストが高く付くほか,機器構成も複雑になりがちだった。

 このほか,アプリケーション単位でQoS(quality of service)の設定が可能になった。ジュニパーのルーターやWAN高速化装置などのQoS設定と互換性があり,ネットワーク上で品質を一貫して確保できるという。

 DXシリーズの販売価格はオープンであり,販売代理店によって異なる。