ThreatWall 200
ThreatWall 200
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 モリサワは4月26日,統合セキュリティ・アプライアンス「ThreatWall」の新版を出荷する。迷惑メールのフィルタリング機能を備えるPOP3クライアントのプロキシ・ソフトを追加した。開発会社は米eSoft。

 ThreatWallは,電子メールとWebアクセスを対象としたゲートウエイ型のセキュリティ・アプライアンスである。ウイルス対策,迷惑メール対策,スパイウエア対策,WebアクセスのURLフィルタリング,IPS(侵入防止システム)機能で構成する。

 新版では,迷惑メールをフィルタリングするためのPOP3プロキシ機能を搭載した。これにより,社外のメール・サーバーあてに届いたメールを読む際,クライアントPC用の迷惑メール対策ソフトを使うことなくアプライアンスを用いてフィルタリングできる。メール・サーバーを社外にホスティングしている中小企業向けに販売する。

 ハードウエアは性能に応じて2種類を用意した。ウイルス対策と迷惑メール対策を利用した場合に1時間あたり6500個のメールを処理可能でユーザー数を250人に制限した下位モデル「ThreatWall 200」と,1時間あたり2万5000個のメールを処理できるユーザー数無制限の上位モデル「ThreatWall 300」である。形状は,ThreatWall 200は,幅29×高さ4.3×奥行23センチ・メートルで重量が2.3キロ・グラム。ThreatWall 300は1Uラックマウント大である。価格は下位モデルの「ThreatWall 200」が41万7900円。