法政大学の1年制ビジネススクールである法制大学ビジネススクールは5月から、いわゆる日本版SOX法や新会社法の要素を組み込んだ履修プログラム「リスクマネジメントとIT内部統制プログラム」を開講する。 法制大学ビジネススクール イノベーション・マネジメント研究科の村上健一郎教授は、「経営とITの両面からリスクマネジメントを学んでもらう」と語る。

 リスクマネジメントやIT内部統制の概論、ケーススタディ、会計監査や内部監査の理論および実務などの講義が行われる。6月17日にはプログラムの1つである「IT内部統制」の公開講義を実施するという。講義は警察庁OBで松下電器産業の常務取締役を務めた上野治男客員教授や、新日本監査法人で代表社員を務めた石島隆客員教授など実務経験者が中心となって担当する。

 同スクール イノベーション・マネジメント研究科イノベーション・マネジメント専攻では、ほかにも「情報戦略革新プログラム」や「中小企業経営革新プログラム」などの履修プログラムなどを提供している。リスクマネジメントとIT内部統制プログラムも含めたこれらのプログラムは、MBA(経営学修士)コースの履修単位にも登録できる。