イーレッツの「すかい楽」 家庭用電話機と加入電話のアナログ回線の間に設置する。パソコンとはUSBケーブルで接続する。
イーレッツの「すかい楽」 家庭用電話機と加入電話のアナログ回線の間に設置する。パソコンとはUSBケーブルで接続する。
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 パソコン関連機器を手がけるイーレッツは4月24日,無償のIP電話ソフト「Skype」を家庭用電話機で発着信できるようにするアダプタ「すかい楽」の出荷を開始した。ユーザーは,家庭用電話機と同じ使い勝手でSkypeからの着信にも応答できる。イーレッツの直販サイト「イーレッツダイレクト」での販売価格は9450円。家電量販店などの店頭には,早ければ今週中にも並ぶ見込み。

 すかい楽は,家庭用電話機を接続するポート,加入電話のアナログ回線をつなぎ込むポート,パソコンとつなぐUSBポートと計3個の接続インタフェースを備える(写真)。パソコンで起動しているSkypeに着信があると,家庭用電話機の呼び出し音が鳴る。一般の電話での応答と同じように,受話器を持ち上げるとSkypeにかけてきたユーザーと通話を開始できる。従来通り,加入電話からの着信も受けられる。

 家庭用電話機からSkype経由で電話をかけることも可能。ただし,Skypeは「スカイプ名」と呼ぶ文字列を指定して電話をかける仕組み。家庭用電話機からは文字列を入力できないため,あらかじめSkypeが実装する短縮ダイヤル機能を使い,スカイプ名と2けたの番号をひも付けておく。ユーザーは,「*」,「相手先の短縮ダイヤル番号」,「#」の順で電話機の番号ボタンをプッシュする。この一連の操作を基に,すかい楽はSkype経由の発信と認識する。