NECは4月21日、2006年3月期の決算予想の修正を発表した。修正後の連結売上高は4兆8000億円で、05年10月に発表した予想より1300億円減となる見込み。当期純利益は470億円減の130億円の見込みだ。

 NECが連結売上高を下方修正したのは、ブロードバンド事業や、ハード/ソフトの販売を含むITソリューション事業の低迷が理由。連結対象である半導体製造装置関連の子会社2社を05年9月と10月にキヤノンに売却したことなども要因としている。

 純利益の下方修正については同日、子会社のNECエレクトロニクスが06年3月期の純利益の予想を、200億円の赤字から980億円の赤字に修正したことが影響した。