情報処理推進機構(IPA)は2006年4月21日、ファイル共有ソフト「Winny」のぜい弱性を公表した。Winnyの通信処理にバッファーオーバーフローのぜい弱性があり、それを悪用されるとウイルスに感染したりパソコンが乗っ取られたりする可能性があるとしている。

 Winny開発者は「Winnyを改良しないという申述書を警察に提出している」としており、Winnyの修正は期待できない状況。このためIPAは、今回のぜい弱性を悪用されないための対策は「Winny利用の中止」としている。