日本IBMとIBMビジネスコンサルティング サービス(IBCS)は2006年中に、SOA(サービス指向アーキテクチャ)のコンサルティングやシステム構築にかかわる要員を大幅に拡充する。

 具体的には、2006年末までにSOAにかかわる要員を、両社併せて現状の600人体制から2.5倍まで増やし1500人体制とする。サービス提供やソフトウエア開発などの部門が対象だという。

 SOAは業務などの単位にまとめたサービス同士を連携させて、システムを構築する方法論。日本IBMとIBCSは、(1)SOAの導入に向けたコンサルティング、(2)SOAのサービスやインフラのシステム設計、(3)SOAのコンポーネント開発、(4)SOAのサービス運用やセキュリティ確保−−のそれぞれをメニュー化。両社で「SOAサービスオファリング」としてユーザー企業に提供していく。2006年4月に(1)に内部統制に対応するための「SOAガバナンス」を追加した。

 料金は(1)もしくは(2)のサービスを受ける場合で、3000万~4000万円程度となる(約12~14週間の作業の場合)。

【訂正】4月21日に公開した記事では,料金を「(1)と(2)のサービスを受ける場合」としておりましたが、同24日に「(1)もしくは(2)を受ける場合」に訂正いたしました。