テンアートニは4月24日,Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の購入時に最新アップデートCDを送付するサービスを開始した。名称は「アップデートメディアデリバリーサービス」。

 テンアートニがRHELに独自サポート・サービスを組み合わせて販売している「Red Hat Enterprise Linux Standard Plus」の顧客向けに提供する。アップデートCDの送付を希望すれば,翌翌営業日までにアップデートCDを送付する。初期購入時は,顧客がRHELを受け取った後,ユーザー登録時にアップデートCDの送付を依頼する。

 RHELは,3カ月ごとに新たなインストール用CDイメージが提供されている。しかし,RHEL購入時に送付されてくるパッケージに封入されているCDはRHEL初期出荷時のバージョンのままとなっている。最新版を入手するにはネットワークからダウンロードする必要があったが「CD 14枚ぶんの容量があり,ダウンロードに数時間を要していた」(テンアートニ)。Windows Updateのようなネットワークアップデート・サービスもあるが,同様にダウンロードに長時間を要する。

 またテンアートニは,「Red Hat Enterprise Linux Standard Plus」に加え,5月1日から新たに24時間365日サポート・サービス「Red Hat Enterprise Linux Premium Plus」を開始した。運用中の重大な障害に対して,既知の問題であれば1時間以内に回答する。料金はRHEL ESの場合で1年間18万3000円から。