米Microsoftのセキュリティ・チーム(Microsoft Security Response Center)は現地時間4月21日,4月12日に公開したWindows用パッチの更新版を米国時間4月25日(日本時間4月26日)にリリースする予定であることを明らかにした

 更新版がリリースされるのは,「Windows エクスプローラの脆弱性により,リモートでコードが実行される (908531) (MS06-015)」の修正パッチ(関連記事)。日本ヒューレット・パッカードやNVIDIAが提供するソフトウエアをインストールしている環境に同パッチを適用すると,パソコンが正常に動作しなくなる場合がある(関連記事)。

 現時点でも,レジストリをマニュアルで変更すれば問題を回避できる(具体的な変更方法については,「サポート技術情報 918165」に詳しい)。4月25日に公開予定の更新版パッチを適用すれば,レジストリが自動的に変更されるので,自分で変更する必要はない。

 更新版パッチは,Windowsの自動更新機能やMicrosoft Update,Windows Updateから適用できる。なお更新版は,「MS06-015」のパッチを適用していないパソコン,あるいは問題が発生しているパソコンにのみ適用される。更新版はダウンロードセンターからも入手可能にする予定。

 「MS06-015」のパッチを適用しても問題が発生していないユーザーは,特に気にする必要はない。

◎参考資料
More information on the MS06-015 issue