Levanta Intrepid M
Levanta Intrepid M
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 イーシステムは,ネットワーク上に分散するLinux機の構成を一元管理し,OSとOSの設定を配信・反映させるアプライアンス「Levanta Intrepid M」を2006年4月20日に出荷した。用途の異なる複数のLinux機を大量に運用している企業に向く。価格は380万円(税別)から。開発会社は米Levanta。

 Intrepid Mは,複数のLinux機の構成を管理する運用管理装置である。新規に導入したサーバー機に対してLinux OSの構成や設定を配信したり,複数の既存サーバーにパッチを一斉に適用する用途,サーバー機からサーバー機へOS環境を移動させる用途などに適する。メール・サーバー用やファイル・サーバー用など,用途に応じたOSの構成を定義しておくことで,任意のLinux機を所望の構成に設定できる。あらかじめ10種類の定義をテンプレートとして用意している。

 Intrepid M自身は,2U大のラックマウント型サーバー機に,Fedora CoreとLinux管理ソフトを導入したアプライアンスである。管理対象となるLinux機に対して配信するOSはFedora Coreに留まらない。OSとアプリケーションからなるLinuxスタックをまとめて定義し,サーバー機に配信することが可能である。