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 米Microsoftは2006年4月19日(現地時間),同社の開発ツール「Visual Studio 2005 Express Edition」の無償提供の期限を撤廃したと発表した。これまで,同社は1年間の期限でExpress Editionを提供するとしていたが,2005年11月の提供開始から500万ダウンロードを超えるなど好評を得たため,提供方針を変更した。対象は「Visual Basic 2005 Express」「Visual C# 2005 Express」「Visual C++ 2005 Express」「Visual J# 2005 Express」「Visual Web Developer 2005 Express」の5製品。

 また,ホビー・プログラマ向け情報サイトCoding4Funにて,新しいプログラム部品や学習用ツールを公開した。デンマークLEGO社の玩具「LEGO MINDSTORMS」を.NET Frameworkから操作するアプリケーションを作るためのSDKや,ルクセンブルクSkype社のメッセンジャー・ツール「Skype」を.NET Frameworkから操作するためのラッパー・クラスなどを提供する。

 日本のマイクロソフトによると,Visual Studio 2005 Express Editionの提供方針については米国の発表と同様の対応を採るとしている。ただし,「Visual Basic 2005 Express」と「Visual Web Developer 2005 Express」の日本語版パッケージ版の販売は継続する。Coding4Funの日本語版サイトについては,教育用素材やプログラム部品を順次拡充していきたいとしている。