ヤフーは2006年4月19日、オークションサービス「Yahoo!オークション」の一部料金を値上げすると発表した。Yahoo!オークションでは入札者、出品者とも月294円のプレミアム会員費が必要になるほか、出品者は出品時に1商品あたり10.5円(自動車など特定カテゴリを除く)、落札時に落札システム利用料(落札額の3%、税抜)などの支払いが必要になる。今回の値上げは落札システム利用料が対象で、現行の3%が5%(税抜)に上がる。新料金の適用は2006年5月21日から始める。

 ヤフーでは、値上げと同時にセキュリティ向上のための施策、参加しやすい利用環境の整備、オークションを対象とした各種キャンペーンなどを順次実施し、オークションの利用をてこ入れする。

 不正出品、オークション詐欺などを防ぐための施策は一段と強化される。これまで郵送で行ってきた出品者の住所確認に代わり、落札された商品を出品者が配送業者に受け渡す際、免許証など本人確認が行える資料を業者に対して提示することを求める。また、トラブル発生時に当事者間での問題解決を促すアドバイザリーサービスを7月をめどに開始するほか、Yahoo!オークションのなりすましメールを防止するセキュリティ強化のためのシステム開発などを実施する。