長崎県は4月20日、同県の電子県庁システムのソースコードを公開した。対象は、「電子決裁システム」「スケジューラー」「ネットワーク監視システム」「録ながさきミュージアムネットワークシステム(長崎県美術館・長崎歴史文化博物館システム)」の4システム。

 長崎県がソースコードを公開する目的は県内の市町のシステム開発コスト削減と地域のIT産業の活性化。既に昨年10月には「文書保管システム」「年次休暇システム」などのソースコードを公開している。

 ソースコードの著作権は長崎県が保有する。ソースコードはWebサイト「長崎県電子県庁システム オープンソース」で公開、ソースコードの管理は長崎県情報サービス産業協会に設置された「オープンソースベンダーフォーラム長崎」が行う。(黒田隆明)