シマンテックは2006年4月19日、企業向けセキュリティポリシー監査ツールの新バージョン「Symantec Enterprise Security Manager 6.5」を発表した。「パスワードは8文字以上で3カ月に1回は変更すること」「セキュリティパッチをきちんと当てていること」といったセキュリティポリシーや、個人情報保護法などの法令が順守されているかどうかを監査できる。

 ソフトは、エージェントとマネージャー、コンソールで構成される。コンソールソフトからマネージャーソフトを通じてエージェントソフトに監査指令を出し、エージェントソフトを搭載するパソコンから監査用のデータを収集する。監査項目のひな形を標準で搭載しており、それを元に自社に合ったポリシーを作成することも可能。

 新バージョンでは、同社のバックアップソフト「Backup Exec」でポリシー通りにデータがバックアップされているかどうかや、SQL Serverなどのミドルウエアを監査できる機能を追加した。これにより、監査項目数が3300種類以上に増えた。旧バージョン(5.5)では約2000種類だった。

 出荷は2006年4月24日から開始する。価格は、マネージャーが31万2000円(監査対象マシンが1~9台時。コンソールソフトを含む)、エージェントが1万5000円/台(監査対象マシンが1~9台時。パソコンの場合)。