写真1●Ninja-VAで開発したアプリケーション。製品情報部分がAjaxにより一部分だけ更新できる
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写真2●Ajaxによるツリー・ビューとタブ・コントロール
写真2●Ajaxによるツリー・ビューとタブ・コントロール
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写真3●Ajaxによるポップアップ
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写真4●Ninja-VA StudioのEclipseプラグイン
写真4●Ninja-VA StudioのEclipseプラグイン
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 テンアートニは4月17日,Javaフレームワーク「TenArtni Ninja-VA」の新版V 4.0を発表した。新版ではAjaxアプリケーションのビジュアル開発が可能になった。また開発環境のEclipse版も提供した。

 TenArtni Ninja-VAはテンアートニが開発,販売しているJavaアプリケーション・フレームワーク。統合開発環境のNinja-VA Studioとサーバー側実行環境のNinja-VA Engineからなる。Ninja-VA Engineはオープンソース・ライセンスと商用ライセンスのデュアル・ライセンスで配布している。オープンソース版はオープンソース支援団体OSCJのサイトで配布しており,V4.0のオープンソース版も今後公開される予定である。

 AjaxはAsynchronous JavaScript and XMLの略で,Webブラウザ上のJavaScriptで動作するアプリケーションが,サーバーと通信しながら必要なデータを取得し,動的に画面を書き換えるWebアプリケーション開発技術。Webブラウザだけで,動きのある使い勝手のよいアプリケーションを実現できる。

 Ninja-VA Studioは,ボタンやテキスト・ボックスなどの画面要素をマウスで配置してWebアプリケーションを開発できることが特徴。新版では,ページ全体を再読み込みしなくとも画面の一部を更新できる(写真1)。またAjaxによる「ツリー・ビュー」や「タブ・コントロール」(写真2),「ポップアップ」(写真3)などの部品を備えた。

 またNinja-VA StudioのEclipseプラグイン版も新しく用意した(写真4)。Eclipseの機能を使用することでチーム開発やデバッグ,バージョン管理が容易になるという。