アッカ・ネットワークスは2006年4月18日,無線ブロードバンド(高速大容量)通信方式の一つである「IEEE802.16e」(モバイルWiMAX)の屋外利用に向けた実験用無線局免許を総務省に申請したと発表した。実験は仏AlcatelのWiMAXシステムを採用し,神奈川県の横須賀リサーチパークで2006年6月から1年間実施する予定である。Alcatelとの共同実験となり,スループット測定やハンドオーバー試験などの基本特性の検証のほか,VoIP,映像ストリーミングなどのアプリケーション試験を実施する予定である。総務省は,2.5GHz帯を使う次世代無線アクセス技術としてモバイルWiMAXの実用化を検討しており,アッカも同周波数帯での事業免許の取得を目指す(4月18日発表)。