マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは,システム監視ソフトの新版「SiteScope 8.1」を4月20日に販売開始する。従来版と比べると,データ分析などの機能を拡充しながら,価格は監視項目数が25個までで32万円(従来版は46万8000円)と,従来比で約7割にまで値下げした。

 SiteScopeは,監視対象となるサーバー機などにソフトウエア導入などが必要ないため,導入が容易なシステム監視ソフト。具体的には,SiteScopeが監視対象サーバーに遠隔ログインしたり,ネットワーク機器情報を取得する「SNMP(Simple Network Management Protocol)」やJavaアプリケーション・サーバーの管理情報を取得する「JMX(Java Management Extensions)」などの標準インタフェースを経由したりして,情報を収集する。

 新版では,管理ツールのユーザー・インタフェースを改善するとともに,データ分析機能を強化した。従来はテキスト主体のユーザー・インタフェースだったが,アイコンなどグラフィカルな表現を可能にした。また,監視対象や監視項目を掘り下げて問題個所を特定する分析機能を備えた。