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1.5GHz帯を3G携帯で使う技術条件作りが開始,7月にも答申へ

大谷 晃司=日経コミュニケーション 2006/04/18 日経コミュニケーション
4月18日に開催した携帯電話等周波数有効利用方策委員会 1.5GHz帯IMT-2000技術的条件作業班(第1回)
4月18日に開催した携帯電話等周波数有効利用方策委員会 1.5GHz帯IMT-2000技術的条件作業班(第1回)
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 総務省は4月18日,「携帯電話等周波数有効利用方策委員会 1.5GHz帯IMT-2000技術的条件作業班(第1回)」を開催した(写真)。第2世代携帯電話(2G)やMCA(第三者無線)などで使用中の1.5GHz帯を,第3世代携帯電話(3G)で使えるようにするための具体的な技術検討作業を始めた。

 親会に当たる「第22回 携帯電話等周波数有効利用方策委員会」で3月30日に議論された方針を受け(関連記事),3G方式であるW-CDMAやCDMA2000を1.5GHz帯で使うことを前提に,他システムとの干渉や必要なガードバンド幅などを調査する。7月をめどに委員会への報告案を作成し,情報通信審議会情報通信技術分科会の一部答申を経て,関係省令の改正や周波数割り当て計画の変更などが実施される予定である。

 作業班は,NTTドコモ,KDDI,ボーダフォンおよびBBモバイル,イー・モバイルの各携帯電話事業者と,1.5GHz帯を現在使用中のMCAや移動体衛星通信サービス(インマルサット),人工衛星などの宇宙運用システムの関係者で構成する。第1段階として,使用期限が2007年9月までのMCAアナログ用周波数と,それに隣接する2G用周波数帯をMCAデジタル用周波数に変更。これに合わせて,現在KDDIが2G用として使っている周波数帯を3Gで利用できるようにする。

 その後,ボーダフォンが使用している2G用周波数帯も3G用に割り当て,最終的には2012年をめどにMCAデジタル用周波数帯の一部も3G用に変更する予定だ。合計で約60MHz幅を3Gに割り当てる計画である。ただし1.5GHz帯は,IMT-2000(ITUが定めた3Gシステムの仕様)の3G用周波数帯には該当せず,日本独自の周波数帯となる。そのため「今後,“ナショナル・オプション”という形で加えていくことになるのではないか」(作業班の主査を務める電波産業会の若尾正義・専務理事)との見通しを示した。次回作業班は5月10日に開催予定である。

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