NTT西日本の通信障害の発生が止まらない。2006年4月15日,同社のIP-VPNサービス「フレッツ・グループ」,「フレッツ・オフィス」,「フレッツ・オフィス ワイド」の一部のユーザーで通信できない障害が発生したと発表した。障害が始まったのは4月14日20時44分。その後,4月15日2時11分に復旧したという。

 原因は中継ルーターの故障。まず,中継ルーターの故障により一部ユーザーの回線が切断された。これらのユーザーが再接続を試みたが,データベースにログイン情報が残っていたため2重ログイン状態となり,再接続は失敗。このため再接続が集中し,接続制御用サーバーが高負荷になってさらに多くのユーザーが接続困難になったという。

 NTT西日本は,同様のサービスでほぼ同じ障害を3月29日に起こしたばかり。また2006年に入ってから,IPサービスの通信障害が頻発している。今回を含めて,ひかり電話で4件,フレッツ系サービスで2件の障害が発生したことを明らかにしている。