「パーソナルシェルター」でHDD上に「秘密領域」を作成できる
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新しく開設した「7c@Life(セブンシーアットライフ)」
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 ジャストシステムは2006年4月13日、ソニーが開発した非接触カード「FeliCa」のリーダー/ライター機能(FeliCaポート)を搭載したパソコン向けのアプリケーションを開発し、パソコンメーカー向けに提供を始めたことを発表した。ソニーが開発したFelicaポート向けソフトと合わせて「FeliCaポート対応アプリケーションパック」として提供する。

 「FeliCaポート対応アプリケーションパック」は、8種類のアプリケーションソフトをセットにしたもの。ジャストシステムは、このうち、「かざしてナビ」と「パーソナルシェルター」を新たに開発した。

 「かざしてナビ」はEdyやSuicaなどのFeliCa対応カードやFeliCa機能を備えた携帯電話を、FeliCaポートにかざすと、それぞれのアプリケーションのメニュー画面を表示するソフト。ユーザーはこのメニューを入り口にして、EdyやSuica用のアプリケーションを利用することができる。「パーソナルシェルター」は、ハードディスクの空き領域に、「秘密領域」を作るソフト。普段は見ることができないが、FeliCa対応カードや携帯電話をかざすことでアクセスできるようになる。

 現在ソニーが開発している「かんたん登録」や「スクリーンセーバーロック」も今後はジャストシステムが開発を引き継ぐ。さらに、そのほかのFeliCaポート対応アプリケーションも新たに開発していく予定だ。

 今回の発表に合わせ、ジャストシステムはFeliCaのサービス紹介などを行うWebサイト「7c@Life(セブンシーアットライフ)」も開設した。

 なお、NECが2006年4月11日に発表したFeliCaポートを搭載したパソコン(関連記事)には、FeliCaポート対応アプリケーションパックを採用している。ジャストシステムは「今後もさらにFeliCaポートを搭載したパソコンは増えると見込んでいる」という。