グーグルは企業のイントラネットなどで利用できる検索サービス「検索アプライアンス」に、新しく「Google Mini」を追加すると発表した。小型のラック型サーバーとソフトウエア、サポートサービスで提供される。料金は最小構成で46万円から。
Google Miniでは、小型のラック型サーバーを社内のネットワークに接続して利用する。設定すると社内にあるドキュメントを検索し、インデックスを作成。あとはWebサイトのグーグルを使うように、社内の文書を検索できる。
検索可能なファイルの形式は、HTML形式の文書に加え、WordやExcel、PDFなど220種類以上。
最小構成では5万ドキュメントまでの検索となるが、最大で30万ドキュメントまで拡張することが可能。ユーザーによって検索できない範囲などを指定する「コレクション」機能なども備える。
同社の企業向けの検索アプライアンスは従来から提供されていたが、最小構成でも50万ドキュメントからと小規模なイントラネットでは導入しにくかった。
最近では、企業で保存するドキュメント数も増えており、ユーザーが求めている情報を探しにくくなっている。グーグルでは、「今後もGoogle Miniは、日本の小規模ビジネスにフィットする検索機能を提供していく」(米グーグルのエンタープライズ部門で副社長務めるデーブ・ギロウド氏)としている。