ニフティは2006年4月12日、2006年6月から開催される「2006 FIFA ワールドカップ」の試合映像をパソコンと携帯電話へ配信する権利を取得したと発表した。インデックスがすでに電通から取得している試合映像の「携帯及びインターネットに送信する権利」をニフティが「サブライセンス」という形で取得した。

 配信するのは2006 FIFA ワールドカップ全64試合のハイライトシーン。それぞれの試合から抽出する1シーンは最長20秒、1試合合計4分まで(最大シーン数は12)を試合後「2~3時間くらいで配信する」(ニフティ)という。

 2006年4月末までに携帯電話とパソコン用に特設のWebサイトを開設。視聴は特設サイトからできるようにする。携帯電話のキャリアは関係なく視聴でき、視聴の際にニフティの会員になる必要はない。視聴料は無料。

 インデックスは今回の発表に関して「ニフティが一番動きが速かった。今後、ほかのISPなどに提供するすることも考えられる」としている。インデックスによれば、FIFAがワールドカップにおいてパソコンや携帯電話向けの配信を認めるのは今回が初めて。また、FIFAが今回のワールドカップで認めているパソコンや携帯電話向けの動画配信は、ハイライトシーンのみだという。