マクニカネットワークスは4月11日,米トラピーズ・ネットワークスが開発した無線LANスイッチ「Trapeze Mobility System」の最新バージョンを6月末に出荷すると発表した。ユーザー認証機能や端末の検疫機能を追加してセキュリティを高めた。

 ユーザー認証では,Webブラウザを利用した認証機能を追加した。具体的にはあるユーザーが無線LANの基地局に接続しようとした際,パソコンにログイン画面が自動的に表示される。ユーザーがこの画面上で正しいIDとパスワードを入力すると,社内ネットワークなどにアクセスできるようになる。

 検疫機能は,ネットワークに接続した端末の状態を監視・管理するソフトウエア「Sygate On-Demand」と連携して実現する。Webブラウザによるユーザー認証の後,Sygate On-DemandがJavaアプレットをパソコンに配信。専用ソフトウエアをインストールしなくても,ウイルス対策ソフトの定義ファイルなどをチェックできるようにした。

 参考価格は最小構成で55万3770円。なお出荷済みのバージョンでも,ソフトウエアの更新によりこれらの新機能を追加できる。