写真 WiMAXフォーラム代表のロナルド・レスニック氏
写真 WiMAXフォーラム代表のロナルド・レスニック氏
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 WiMAXフォーラム代表で米インテルのサービス・プロバイダ・ビジネス部門のロナルド・レスニック氏(写真)は4月7日,モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)機器の認定計画について今後のスケジュールを明らかにした。

 具体的には,インテル・デベロッパ・フォーラム(IDF) Japan 2006のワイヤレス・ブロードバンド・ワークショップ 2006で,「2006年第3四半期に,相互運用性などを検証して認定する専門機関を立ち上げる。2006年第4四半期から2007年第1四半期には,第1世代の機器を出荷できる見通しだ」と表明した。

 さらにWiMAXフォーラム会員企業の動向から,「世界各国の通信事業者がサービスを始めるのは,2006年から2008年ころになりそう。2008年以降は,携帯機器やノート・パソコン,家電などにWiMAX機能が搭載されるだろう」(同)と今後のサービス,端末の展開を予想した。

 WiMAXフォーラムは,無線ブロードバンド通信規格「IEEE 802.16」シリーズの推進団体。2001年4月に発足した。機器の相互運用性の確認や認定検査などを実施しており,無線LANにおける「Wi-Fiアライアンス」に近い存在といえる。「2001年のWiMAXフォーラム立ち上げ時に7社だった会員数は350社以上になり,最初はゼロだったサービス・プロバイダの会員は今では120社以上に上る」(レスニック代表)。

 なお固定版のWiMAX規格である「IEEE 802.16-2004」に準拠し,WiMAXフォーラムが定める認定検査に合格した製品は,2006年1月に出荷されている(関連記事)。