NTT東日本は4月10日,集合住宅向けの「Bフレッツ マンションタイプ」に「プラン2ハイパー」と「ミニ」の新プランを追加すると発表した。11日から申し込みを受け付け,25日に提供を開始する。

 プラン2ハイパーは,最大1Gビット/秒の光ファイバをマンションに引き込み,複数ユーザーで共有するタイプ。同一の集合住宅で16ユーザー以上の契約がある場合に利用できる。集合住宅向けにはこれまで最大100Mビット/秒の光ファイバを共有するメニューしか提供していなかった。このため,「大規模な集合住宅では1ユーザー当たりのスループットが悪くなり,複数の光ファイバを引き込んで対処するケースがあった。プラン2ハイパーの提供により,こうした問題を解消できる」(NTT東日本)。月額料金は2625円で,最大100Mビット/秒の光ファイバを16ユーザー以上で共有するプラン2と同額である。

 一方ミニは,従来と同じ最大100Mビット/秒の光ファイバを共有するタイプだが,同一の集合住宅で6ユーザー以上の契約があれば利用できる。これまでは「プラン1」の場合で最低8ユーザー以上の契約が必要だった。アパートなど小規模な集合住宅向けに最低契約数の敷居を下げたが,月額料金はプラン1よりも630円高い3675円になる。

 初期費用は,両プランとも840円。工事費は,4月30日までの申し込み分に限り無料(9月30日までに開通した場合)である。同時にオフィス・ビルやテナント・ビル向けの「Bフレッツ ビルタイプ」にも,同等のメニューを追加する。ビルタイプの月額料金はプラン2ハイパーが4042.5円,ミニが5250円である。