電気通信事業者協会(TCA)は4月7日,2006年3月末時点の携帯電話・PHS加入数を発表した。NTTドコモとKDDIが50万近い純増数で競り合う一方,PHS事業者のウィルコムが引き続き好調である。
純増シェアのトップはNTTドコモ。前月から48万5100加入を増やし,累計では5114万3600加入に達した。KDDIは,au(KDDIと沖縄セルラー電話)ブランドの携帯電話サービスで前月比63万2200の純増を記録。ただしツーカー・ブランドの純減15万6500を差し引くと,47万5700の純増だった。auとツーカーを合わせた累計加入数は2543万8500加入である。
この2社に続いたのはPHS事業者のウィルコム(ウィルコムおよびウィルコム沖縄)。9万5900の純増を記録し,累計では389万1900加入と400万の大台に迫っている。これに対してソフトバンクに買収される携帯電話事業者のボーダフォンは,前月から6万3400の微増にとどまった。累計では1520万9900加入となっている。
なお2005年度(2005年4月~2006年3月期)の年間純増数でも,NTTドコモが231万8700で1位だった。KDDIは,auで315万6900増え,ツーカーで85万400減少。合計すると年間230万6500の純増となった。ウィルコムが86万400で,年間16万9200の純増だったボーダフォンを大幅に上回った。