Intel製コンパイラとgccの性能を画像処理の速度で比較したデモンストレーション。プラットフォームはMacOS
Intel製コンパイラとgccの性能を画像処理の速度で比較したデモンストレーション。プラットフォームはMacOS
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 エクセルソフトは,インテルが開催したユーザー向け技術展示会「インテル・デベロッパー・フォーラム Japan 2006」の展示会場で,米Intelが開発したC++/Fortranコンパイラと各種ライブラリのMacOS版を展示した。価格は1ライセンスで5万5000円から。出荷時期を含めた詳細は,エクセルソフトの説明員によれば「近日発表する」という。

 米Intelは,IntelのCPU能力を最大限に引き出すためのチューニングを施した専用のコンパイラを開発している。gccなどの汎用コンパイラと比べて,最初からIntel製CPU向けに開発したことで性能面で優れるという。処理性能を必要とするソフトウエア開発に適する。展示ブースでは,Intel製コンパイラとライブラリを用いた画像処理と,gccを用いた画像処理の速度の差異が分かるデモを公開した。

 昨今では,米AppleのコンピュータであるMacintoshは,米Intel製CPUを搭載するようになっている。これまで米IntelはWindowsおよびLinux向けにコンパイラとライブラリを提供してきたが,今回新たにMacOS版をラインアップに加えた。