サイボウズは4月3日、同社が50%出資するブログ・システムの開発子会社ブログエンジンを「フィードパス」に社名変更すると発表した。同時にサイボウズが1月30日に開始したWebベースのRSSリーダー「feedpath」事業をフィードパスに移管する。新会社は、ブログエンジンが手がけてきたイントラネット向けブログ・システムの企画・開発と、コンシューマ向けWebサービスであるfeedpathの企画・開発を事業の軸に据える。

 フィードパスは、feedpathのRSSリーダー機能を生かした企業向けRSSリーダーの開発を進め、今年6月までに提供する。また、これまで日立製作所向けにブログ・システムのOEM供給を行ってきた以外に、サイボウズ向けにも製品を供給する。初年度の売り上げとして2億円を予定している。

 コンシューマ向けでは、5月の連休明けに、ブログの編集機能をfeedpathに追加する。livedoor Blog、ニフティのココログ、gooブログなど主要なブログへの書き込みに対応する。4月初め時点でのfeedpathの利用者は数千人程度。4万8000サイトが登録されており、1日に約50万件の記事を収集している。2006年末には登録サイトが20万程度になる見込み。新会社はfeedpathの携帯電話対応を進め、年内にはサービスを開始する予定である。