YOZANは2006年4月3日,PHSサービスを6月30日に完全に終了すると発表した。同社は2005年11月にPHSの通話サービスを終了したが,テレメトリングや「児童見守りサービス」など一部のサービスはPHSシステムを使って継続していた。YOZANはPHSサービスの終了に伴い,70人の人員削減を行う予定である。

 今後YOZANは,2005年12月に開始した「IEEE802.16-2004」対応の無線MAN(メトロポリタン・エリア・ネットワーク)と無線LANを組み合わせたサービスや,ポケベルサービスなどに力を注ぐ計画だ。また,PHSシステムで提供していた「児童見守りサービス」は,ボーダフォン(ソフトバンクが4月にも買収予定)の携帯電話ネットワークを借りて継続して提供する考えだ(4月3日発表)。