マイクロソフトは4月3日,サーバー管理ツール「Microsoft Operations Manager(MOM) 2005」のライセンス体系を変更し,Windows Serverを管理できる専用ライセンス「MOM 2005 Standard Operation Manager License(OML)」を追加した。アプリケーション・サーバーとして利用していないWindows Serverを管理する場合の低価格ライセンスで,推定小売価格は2万9800円。

 MOM 2005でサーバーを管理するためには,MOM 2005のサーバー・ライセンス以外に,管理対象サーバー1台ごとに管理ライセンス(OML)が必要である。従来から存在するOMLは,アプリケーション・サーバー用の管理ライセンス「Enterprise OML」に名称が変更された。Enterprise OMLの推定小売価格は9万4200円である。

 マイクロソフトでは,MOM 2005のStandard OMLに加えて,システム管理ツール「Systems Manager Server(SMS) 2003」でサーバーのハードウエア構成やソフトウエア構成を管理するために必要なライセンスである「Configuration Management License」と,バックアップ・ソフト「Data Protection Manager 2005」でサーバーをバックアップするために必要なライセンス「Data Protection Manager License」をパッケージ化したライセンスである「System Center Standard Server Management License」も発売している。推定小売価格は4万6000円である。

 またマイクロソフトでは同日より,SMS 2003およびConfiguration Management Licenseをソフトウエア・アシュアランス付きで購入する場合に,価格を20%割り引くキャンペーンを実施する。同社では2006年夏に,SMS 2003の更新版「SMS 2003 R2」を発売する予定。ソフトウエア・アシュアランス付きでSMS 2003を購入すると,SMS 2003 R2にアップグレードできる。