写真●ニフティがWebサイトに掲載しているサービス終了の告知
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 ニフティは3月31日、パソコン通信のサービスを終了する。1987年4月にエヌ・アイ・エフ(当時)が開始した「NIFTY-Serve」のサービスが19年の幕を閉じる。

 NIFTY-Serveの現在の名称は「ワープロ・パソコン通信」で、テキスト情報を中心にやり取りする。1999年にインターネット版の「@nifty」を開始した後も、同サービスを継続してきた。ニフティは@niftyへの切り替えを2005年2月からユーザーに告知してきており、メールやデータベース、フォーラム、掲示板、FAX受信サービスなど約9割のコンテンツはWebベースに切り換え済み。

 ワープロ・パソコン通信のアクティブ・ユーザー数は約2万人。大分部のユーザーは、ワープロなどインターネットに接続できない機器で同サービスを利用していると見られる。今回の終了によって接続環境をパソコンに切り替える必要がある。ニフティは「大変申し訳ないと思っている。今まで利用していただき感謝している」(広報室)とコメントする。