佐川急便の代金決済サービス「eコレクト」がビジネスモデル特許として成立することが明らかになった。特許庁から認定を受けた段階で、特許番号などを含む正式な書面としては2006年4月に確定するという。

 eコレクトは販売店が発送した荷物を受け取り先に渡すときに、クレジット・カードやデビット・カードで決済を代行するサービス。eコレクトの特許は佐川急便とジェーシービーが共同で出願した。商品を配達するドライバに決済用の専用機器を持たせる。専用機器は決済用のカードを読み取る機能、カードの情報と代金情報を無線で決済機関のサーバーに送って、決済する機能を備えている。これにより、配達時点で即時の決済が可能となる。

 佐川急便は今後、宅配事業を手がける他社に有償でライセンス供与を進めていく考えである。