High Tower Security Event Manager 3210
High Tower Security Event Manager 3210
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 システムズ・トラストは,企業情報システムのイベント・ログを収集してリアルタイム分析する専用装置「High Tower Security Event Manager 3210」(SEM)を2006年3月30日に出荷した。不正アクセスなどのセキュリティ対策を主な目的とする。開発会社は米High Tower Software。価格は初期導入費用が1000万円強。販売目標は初年度20システム。

 SEMは,企業情報システムを構成する各種サーバー機や各種ネットワーク機器が出力するイベント・ログをネットワーク経由で収集し,リアルタイム分析するアプライアンスである。異なるログ同士の相関関係を把握しており,複数のログを基に警告を出したり,リポートを生成できる。ログを出力するサーバー機やネットワーク機器には,特別なエージェント・ソフトは必要ない。

 SEMの主な仕様は以下の通り。形状は,高さ1Uのラックマウント型サーバー機。CPUはXeon 3.6GHz×2,ディスクはRAID 5構成で容量1Tバイト,メモリーは4Gバイトである。