NTT東西地域会社は2006年3月29日,ぷららネットワークスとオンラインティーヴィが共同で運営するテレビ受像機向けの映像配信サービス「4th MEDIAサービス」用の新型チューナー「Picture Mate 300」を4月3日に発売すると発表した。価格は2万4150円である。NTT東日本は同機のレンタルサービスも月額525円で提供する。

 今回の新型チューナーでは,(1)「4th MEDIAメタサーバー」への対応,(2)パケットロスの補正(FEC:Foward Error Collection)技術の搭載,(3)無線LAN対応--といった新機能を搭載した。まずメタサーバーに対応することで,あらかじめ画面生成データをメタサーバーからチューナーに送り込み,ユーザーがリモコン操作した時に高速に画面を表示できるようにした。またパケットロスの補正技術への対応により,映像データの一部が通信状態によって欠落した際に,前後で通信した映像データを使って補完する。これにより,映像の乱れを抑えられるようにした。無線LAN機能は,チューナーとルーターの間を無線LANで接続することを想定したもので,チューナーのUSBポートにIEEE802.11a方式に対応した無線LANアダプターを接続して利用する。対応するUSB無線LANアダプターはNTT東西が7140円で発売し,NTT東日本はチューナーと無線LANアダプターをセットにした月額840円のレンタルサービスも提供する(3月29日発表)。